11月は、服にも「ありがとう」を伝える月
こんにちは。
地域に根ざしたクリーニング店、いすずクリーニングです。1970年の創業以来、東京都江戸川区・葛飾区・江東区・墨田区を中心に、日々の暮らしに寄り添うクリーニングを続けてきました。ワイシャツやスーツ、コート、礼服、布団まで幅広くお預かりし、熟練の職人が一着一着の状態を見極めながら、手仕上げとシミ抜きを行っています。このブログでは、お洋服を長く大切に着るためのヒントを、プロの視点からお伝えしていきます。
11月は、少し不思議な月です。秋の名残を感じながら、冬の訪れを迎える季節。朝晩の冷え込みが増し、クローゼットから久しぶりにコートやセーターを取り出す機会も増えてきます。
そんな11月には、文化の日、立冬、七五三、勤労感謝の日など、日本の歴史や暮らしに深く関わる行事があります。そして11月29日は「いい服の日」。実はこれらの行事には、ある共通点があります。それは、私たちが毎日身につけている「衣服」と深く結びついていることです。
衣服は、暑さや寒さから身体を守るだけではありません。仕事を支え、人生の節目を彩り、家族との思い出を残してくれる存在でもあります。ところが、毎日身につけているものほど、その大切さを忘れてしまいがちです。
そこで今回は、11月の行事に隠された歴史と衣服の関係を振り返りながら、いつもとは少し違う視点で、お洋服の大切さについて考えてみたいと思います。
服は文化を着ている
11月3日は「文化の日」です。1946年11月3日に日本国憲法が公布されたことにちなみ、1948年に制定された祝日で、「自由と平和を愛し、文化をすすめる日」とされています。文化と聞くと、美術や音楽、文学などを思い浮かべるかもしれません。しかし、私たちが毎日着ている衣服も、日本人が長い年月をかけて育んできた文化のひとつです。
例えば、平安時代の貴族たちは、季節に合わせて着物の色を重ね、美しさを表現していました。春には桜、秋には紅葉を思わせる色を取り入れるなど、自然の移り変わりを装いに映していたのです。江戸時代になると染色や織物の技術が発展し、町人たちも着物の柄や色を楽しむようになりました。明治時代には西洋文化とともに洋服が広まり、暮らしや働き方に合わせて装いも変化していきました。
今では当たり前のように着ているスーツやワンピース、コートにも、こうした歴史が息づいています。お洋服は単なる生活用品ではなく、その時代の暮らしや価値観を映し出してきたものなのです。
そして11月7日は、2026年の「立冬」です。二十四節気のひとつで、暦のうえでは冬の始まりを意味します。昔の人々にとって冬支度は、厳しい寒さを乗り越えるための大切な準備でした。綿入れの着物や羽織を用意し、布を重ねることで暖かさを保つなど、衣服には暮らしを守る知恵が込められていました。
現代では、ウールのコートやダウンジャケット、保温性の高い機能性素材など、さまざまな防寒着があります。ウールは繊維の縮れによって空気を含みやすく、ダウンは羽毛の間に空気を蓄えることで暖かさを保ちます。素材や形は変わっても、寒さから身体を守るという衣服の役割は、昔から変わっていません。
久しぶりにコートに袖を通したとき、去年の冬を思い出すことがあります。いつもの一着が今年も変わらず身体を暖めてくれる。そんな何気ない瞬間にも、衣服が持つ価値が隠れているのかもしれません。
服には思い出がある
11月15日は「七五三」です。子どもの健やかな成長を願う日本の伝統行事で、その由来は平安時代から続く子どもの成長を祝う儀式にあるといわれています。3歳の「髪置」は髪を伸ばし始めることを祝う儀式、5歳の「袴着」は初めて袴を身につける儀式、7歳の「帯解」は子ども用の付け紐から大人と同じような帯へと変わることを祝う儀式でした。
ここで興味深いのは、子どもの成長を祝う節目に、衣服の変化が深く関わっていることです。昔の人々にとって、着るものが変わるということは、単に新しい服を着ることではありませんでした。子どもが少しずつ大人へと成長していく喜びを、家族や周囲の人々と分かち合う大切な意味があったのです。
現在の七五三でも、着物や羽織袴、スーツ、ワンピースなどの晴れ着を身につけ、家族で記念写真を撮る光景が見られます。慣れない着物に少し緊張した子どもの表情。それを見守る家族の笑顔。そんな一日は、何年たっても忘れられない思い出になることでしょう。
そして、数年後。クローゼットからその着物を取り出したとき、あの日の出来事や家族の笑顔がよみがえるかもしれません。親が着た着物を子どもが受け継ぎ、さらに次の世代へとつないでいく。衣服には、時間を超えて思い出を届ける力があります。
これは七五三の晴れ着だけではありません。卒業式で着た制服、初めての仕事で袖を通したスーツ、大切な人と出かけた日に着ていた洋服。誰にでも、思い出の詰まった一着があるのではないでしょうか。
実際にクリーニングの現場でよくあるのが、長く保管していた着物や礼服に、黄ばみや小さなシミが見つかるケースです。着用したときには目立たなかった汗や皮脂、食べこぼしなどが、時間の経過とともに変色してしまうことがあります。特に正絹の着物は、水分や摩擦によって色落ちや風合いの変化が起こる場合もあり、家庭で無理に処理することは避けたいものです。
思い出のお洋服を長く大切にするためには、着用後に汚れを確認し、湿気を十分に逃がしてから保管することが大切です。必要に応じて専門的なお手入れを行うことも、次の世代へ受け継ぐための準備になります。
大切な服を残すことは、大切な時間を残すこと。 七五三は、そんな衣服の価値を改めて教えてくれる行事なのかもしれません。
服にも感謝する日
11月23日は「勤労感謝の日」です。その歴史をたどると、古くから行われてきた「新嘗祭」という行事に行き着きます。新嘗祭は、その年に収穫された穀物を神々に供え、自然の恵みに感謝する儀式です。1948年に制定された勤労感謝の日は、勤労を大切にし、生産を祝い、人々が互いに感謝し合う日とされています。
ところで、私たちが毎日着ているお洋服も、たくさんの人々の仕事によって作られています。綿花を育てる人、羊毛を生産する人、糸を紡ぐ人、生地を織る人、染める人、縫製する人、そして販売する人。一着のお洋服が手元に届くまでには、多くの人々の技術と努力が重ねられているのです。
普段は何気なく着ているシャツやセーターも、誰かが時間と手間をかけて作ったもの。そう考えると、お洋服を見る目も少し変わってきませんか。
そして、もうひとつ考えてみたいことがあります。
働く人に感謝する日があるのなら、毎日私たちのために働いてくれるお洋服にも、感謝する日があってよいのではないでしょうか。
そんな思いにぴったりなのが、11月29日の「いい服の日」です。「11(いい)29(ふく)」という語呂合わせから生まれた記念日で、良い服とは何かを考える日とされています。
では、良い服とはどんな服なのでしょう。新しくて流行している服でしょうか。それとも、上質な素材で作られた高価な服でしょうか。もちろん、素材や仕立ての良さも大切です。でも、それだけではないように思います。
何年も着続けているお気に入りのコート。大切な人から贈られたマフラー。毎日の仕事を支えてくれるスーツ。少し古くなっても、なぜか手放せないジャケット。その人にとって大切な一着なら、それは十分に「いい服」ではないでしょうか。
お洋服は毎日、私たちのために働いてくれています。暑い日には日差しから身体を守り、寒い日には冷たい風から守ってくれます。仕事の日も休日も、楽しい日も大変な日も、いつも私たちと一緒です。それなのに、汚れたり傷んだりするまで、そのありがたさに気づかないことも少なくありません。
だからこそ11月29日のいい服の日を、**「お洋服にありがとうを伝える日」**にしてみてもよいのではないでしょうか。
特別なことをする必要はありません。クローゼットを開けて、お気に入りの一着を手に取ってみる。丁寧にブラッシングしたり、ほつれたボタンを直したり、これからも気持ちよく着られるように整えてあげる。それだけでも、お洋服との付き合い方は少し変わるかもしれません。
11月は、秋の衣替えを終え、冬のお洋服が活躍し始める季節です。「冬のコートは毎年クリーニングした方がよいの?」というご質問もありますが、着用回数や汚れの状態によって適切な頻度は異なります。ただし、見た目にはきれいでも、襟元や袖口には汗や皮脂が残っている場合があります。長期間収納する前には、汚れを確認し、必要なお手入れをしておくことが大切です。
また、これから着るコートやダウンジャケット、セーターなども、シミや虫食い、型崩れがないか確認しておきましょう。ウールやカシミヤなどの天然繊維は虫食いに注意が必要で、家庭で無理に洗うと縮みや風合いの変化につながることがあります。洗濯表示を確認し、家庭でのお手入れが難しい場合には、専門店に相談することをおすすめします。
東京都江戸川区の平井をはじめ、葛飾区の新小岩、墨田区の立花、江東区の深川・辰巳などで地域の皆さまのお洋服をお預かりしている、いすずクリーニング。1970年の創業以来、一着一着の素材や状態に向き合い、シミ抜きや丁寧な仕上げを通じて、お洋服を長く大切に着るためのお手伝いを続けています。
文化の日には衣服の歴史を知り、立冬には冬支度を始め、七五三には家族の思い出を大切にする。勤労感謝の日には働く人々に感謝し、11月29日のいい服の日には、毎日私たちを支えてくれるお洋服にも感謝してみる。
お洋服を大切にすることは、その服と過ごすこれからの時間を大切にすること。
今年の11月は、お気に入りの一着に「いつもありがとう」の気持ちを込めて、丁寧にお手入れしてみませんか。ご家庭では難しいシミ抜きや素材のお手入れ、冬物のクリーニングなど、気になることがありましたら、お近くのいすずクリーニングへお気軽にご相談ください。
いすずクリーニングとは
いすずクリーニングは、1970年創業の地域密着型クリーニング店として、東京都江戸川区・葛飾区・江東区・墨田区を中心に信頼を積み重ねてきました。ワイシャツやスーツ、コート、礼服、布団まで幅広く対応し、熟練職人による手仕上げとシミ抜き技術で、素材に合わせた丁寧なケアを行っています。平井本店・平井5丁目店、新小岩店、立花店、新大橋店、深川店、辰巳店と複数店舗を展開し、一部店舗では24時間無人受付ロボ「くり助くん」を設置。集配・宅配クリーニングや最長6ヶ月の保管サービスにも対応し、江戸川区・葛飾区・江東区周辺で、安心して任せられるクリーニング店として暮らしに寄り添い続けています。
この季節のお勧め
いすずクリーニング店舗
地域に根ざして50年以上、江戸川区・葛飾区・江東区・墨田区を中心に、衣類から布団まで幅広く対応してきました。素材に合わせた丁寧な仕上げと確かな技術で、毎日の装いと暮らしを支えています。ぜひお近くのいすずクリーニングをご利用ください。
| 東京都江戸川区 |
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| ★江戸川区平井本店 住所:東京都江戸川区平井4-1-9 TEL:070-6462-3867 地図はこちら> |
| ★江戸川区平井5丁目店(24時間無人受付ロボ”くり助くん”設置店) 住所:東京都江戸川区平井5-28-10 TEL:070-6462-4834 地図はこちら> |
| 東京都墨田区 |
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| ★墨田区立花店 住所:東京都墨田区立花3-13-1 TEL:070-6462-4814 地図はこちら> |
| 東京都葛飾区 |
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| ★葛飾区新小岩店 住所:東京都葛飾区西新小岩3-12-7 TEL:070-6462-3839 地図はこちら> |
| 東京都江東区 |
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| ★江東区新大橋店 住所:東京都江東区新大橋3-9-1 TEL:070-6462-3770 地図はこちら> |
| ★江東区深川店 住所:東京都江東区福住1-3-10 TEL:070-6462-3749 地図はこちら> |
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