知っておきたいコートの種類と長持ちさせるお手入れ

こんにちは。
地域に根ざしたクリーニング店、いすずクリーニングです。1970年の創業以来、東京都江戸川区・葛飾区・江東区・墨田区を中心に、日々の暮らしに寄り添うクリーニングを続けてきました。ワイシャツやスーツ、コート、礼服、布団まで幅広くお預かりし、熟練の職人が一着一着の状態を見極めながら、手仕上げとシミ抜きを行っています。このブログでは、お洋服を長く大切に着るためのヒントを、プロの視点からお伝えしていきます。

冬になると毎日のように活躍するコート。ところが、シャツやセーターのお手入れ方法は気にしていても、コートについては「シーズンが終わったらクリーニングに出す」くらいで、あまり深く考えたことがないという方も多いのではないでしょうか。でもコートは、数年、気に入ったものなら10年以上着ることもあるお洋服です。しかも冬の間は一番外側で雨や風、ホコリなどから私たちを守っています。少しお手入れを意識するだけでも、その一着を気持ちよく着られる期間は変わってきます。まずは、身近なコートがどんな歴史を持った服なのか、その種類から見てみましょう。

コートにはたくさんの種類がありますが、代表的なのがトレンチコート、チェスターコート、ピーコート、ダッフルコート、ステンカラーコートなどです。現在ではどれもファッションとして定着していますが、実はその形には、それぞれ生まれた理由があります。

トレンチコートの「トレンチ」は塹壕という意味で、第一次世界大戦期の軍用コートとして広く知られるようになりました。肩にあるエポレットや背中のストームフラップ、腰のベルトなども、現在ではデザインの一部として見ていますが、もともとは雨や風の中で活動するための実用性と関係しています。つまり、見た目の格好よさだけで作られた形ではなかったということです。

ピーコートも軍服との関係が深く、特に海軍で使われてきたことで知られています。厚手のウール生地に大きな襟、ダブルの前合わせという形は、冷たい風から体を守るのに適しています。ダッフルコートも軍用衣料として使われた歴史を持ち、特徴的な留め具である「トグル」は、手袋をしたままでも扱いやすいという実用的な利点があります。

一方、チェスターコートは19世紀の英国で広まったとされる、テーラードジャケットを長くしたような端正な形が特徴です。以前はスーツに合わせるイメージが強かったものの、現在ではニットやデニム、スニーカーなどと合わせて普段着として楽しむ人も増えています。ステンカラーコートもビジネスからカジュアルまで幅広く使える定番の一つです。

こうして見てみると、今私たちが普通に着ているコートの中には、100年以上前につながるデザインもあります。毎年流行が変化するファッションの世界で、これだけ長い間、基本的な形を変えずに着続けられているというのは面白いことです。コートは流行を楽しめる服である一方、気に入ったものを長く着ることにも向いているお洋服なのです。

では、ここからはお手入れについて考えてみましょう。コートは直接肌に触れる部分が少ないため、「あまり汚れていない」と思われがちです。確かに肌着やシャツとは汚れ方が違います。しかし、コートは冬の間ずっと一番外側にいる服です。外を歩けばホコリや花粉などが付き、電車やバス、車のシートなどにも触れます。雨や雪の日にも着用します。

特に確認してほしいのが、襟、袖口、ポケット口です。襟には首から皮脂や汗、整髪料、化粧品などが付きやすく、袖口やポケット口には手から出る皮脂が少しずつ付着します。食事中の小さな食べこぼしなども、濃い色のコートでは気づきにくいことがあります。

ここで注意したいのは、「見た目がきれいだから汚れていない」とは限らないことです。泥汚れならすぐにわかりますが、皮脂や汗などは付着した直後にはほとんど見えないことがあります。そのまま長期間収納すると、時間の経過とともに酸化して黄ばみや変色、ニオイなどにつながる場合があります。

ウールやカシミヤなど動物性繊維を使ったコートでは、虫食いにも注意したいところです。春にしまったときには何ともなかったのに、次の冬に出してみたら小さな穴が開いていた、ということがあります。収納したから安心なのではなく、着なくなった後の保管まで含めてお手入れを考えることが大切です。

コートを長持ちさせると聞くと、毎日のように特別なお手入れが必要だと思うかもしれませんが、そこまで難しく考える必要はありません。まずは着用後、すぐにクローゼットへ押し込まず、少し湿気を逃がしてから収納します。一日着用したコートには外気だけでなく、体から出た湿気も残っています。

表面のホコリは、素材に合った洋服ブラシなどでやさしく取り除きます。特にウール系のコートは、毛並みに沿ってブラッシングすることで表面を整えやすくなります。できれば毎日同じコートばかりを着続けず、一日着たら少し休ませることも、生地への負担を減らす方法の一つです。

もう一つ意識したいのが摩擦です。ショルダーバッグをいつも同じ肩に掛けていると、その部分だけ毛羽立ってくることがあります。リュックなら背中や肩、車をよく利用する方ならシートと擦れる部分なども確認してみてください。毛玉や毛羽立ちは汚れではありませんので、クリーニングだけですべて解決するものではありません。バッグの持ち方や毎日の着方を少し意識することも、お手入れにつながります。

雨や雪で濡れた場合は、濡れたままクローゼットへ入れないことも大切です。表面の水分をやさしく取り、形を整えて風通しのよい場所で自然に乾かします。早く乾かそうとして強い熱を当てると、素材によっては縮みや風合いの変化、型崩れなどにつながる場合があります。

つまり、普段のお手入れで大切なのは「毎回何か特別なことをする」ことではありません。帰宅したときに少し状態を見る。それだけでも、汚れや傷みに早く気づけるようになります。

コートのお手入れでよく迷うのが、クリーニングに出すタイミングです。「春に出すのか、それとも次の冬に着る前でいいのか」。基本的には、シーズンが終わって着なくなったときに、その年の汚れを落としてから収納することをおすすめします。

理由は、今年付いた汚れを何か月も残したままにしないためです。特に襟、袖口、ポケット口、食べこぼしなどのシミがないか確認しておきましょう。シミは時間の経過によって酸化や変色が進み、落としにくくなることがあります。「次に着るときに洗えばいい」ではなく、「今年着た汚れは今年のうちに整えてからしまう」と覚えておくとわかりやすいでしょう。

ただし、コートならすべて同じクリーニング方法でよいというわけではありません。ウール、カシミヤ、アンゴラ、綿、ポリエステル、ナイロンなど、使われている素材はさまざまです。さらに表地だけでなく、裏地、芯地、ボタン、ベルト、装飾品など、一着の中に異なる素材が組み合わされていることもあります。

特にお気に入りのコートや高級素材のもの、風合いやシルエットを大切にしたいものは、その一着に合ったクリーニング方法を選ぶことが大切です。雨や雪の日によく着るコートなら、素材との相性を確認したうえで撥水加工を検討する方法もあります。ウール系のコートを長期間収納するのであれば、防虫対策も考えておきたいところです。

クリーニングは単に「汚れたから洗う」だけではありません。次のシーズンまで良い状態で休ませるためのお手入れでもあります。

クリーニングが終わったら、保管方法にも少し気を配りましょう。コートは比較的重いお洋服です。細いハンガーに長期間掛けていると肩に負担がかかり、型崩れの原因になることがあります。肩幅に合った、ある程度厚みのあるハンガーを使い、クローゼットにも少し余裕を持たせて収納します。

コートを長持ちさせるために必要なのは、決して難しいことばかりではありません。着たら少し休ませる。ホコリを落とす。濡れたらきちんと乾かす。汚れやシミに気づいたら早めに対応する。そしてシーズンが終わったら、クリーニングしてから収納する。この繰り返しです。

コートには、何十年、100年以上という時間を超えて愛されてきたデザインがあります。それを考えると、一着のコートを何年も着ることは、決して珍しいことではありません。

「何年着たから買い替える」ではなく、「これからも着たいか」で考えてみる。

お気に入りなら、今年も着る。来年も着る。そのために必要なお手入れをする。そんなシンプルな考え方で十分だと思います。

冬の終わりにコートをしまうときは、「今年もありがとう」という気持ちで一度状態を確認してみてください。そして次の冬、クローゼットから取り出したときに、気持ちよく「今年もこれを着よう」と思えるように。

お気に入りの一着を長く楽しむためのお手入れを、今年から少しだけ意識してみてはいかがでしょうか。

いすずクリーニングは、1970年創業の地域密着型クリーニング店として、東京都江戸川区・葛飾区・江東区・墨田区を中心に信頼を積み重ねてきました。ワイシャツやスーツ、コート、礼服、布団まで幅広く対応し、熟練職人による手仕上げとシミ抜き技術で、素材に合わせた丁寧なケアを行っています。平井本店・平井5丁目店、新小岩店、立花店、新大橋店、深川店、辰巳店と複数店舗を展開し、一部店舗では24時間無人受付ロボ「くり助くん」を設置。集配・宅配クリーニングや最長6ヶ月の保管サービスにも対応し、江戸川区・葛飾区・江東区周辺で、安心して任せられるクリーニング店として暮らしに寄り添い続けています。

防寒着クリーニング

地域に根ざして50年以上、江戸川区・葛飾区・江東区・墨田区を中心に、衣類から布団まで幅広く対応してきました。素材に合わせた丁寧な仕上げと確かな技術で、毎日の装いと暮らしを支えています。ぜひお近くのいすずクリーニングをご利用ください。

東京都江戸川区
平井本店
 住所:東京都江戸川区平井4-1-9
 TEL:03-3683-3847
 地図はこちら>
平井5丁目店(24時間無人受付ロボ”くり助くん”設置店)
 住所:東京都江戸川区平井5-28-10
 TEL:03-3611-7311
 地図はこちら>

東京都墨田区
立花店
 住所:東京都墨田区立花3-13-1
 TEL:03-3611-8514
 地図はこちら>
東京都葛飾区
新小岩店
 住所:東京都葛飾区西新小岩3-12-7
 TEL:03-3696-5905
 地図はこちら>
東京都江東区
新大橋店
 住所:東京都江東区新大橋3-9-1
 TEL:03-3631-4848
 地図はこちら>
深川店
 住所:東京都江東区福住1-3-10
 TEL:03-3641-2332
 地図はこちら>
辰巳店(24時間無人受付ロボ”くり助くん”設置店)
 住所:東京都江東区辰巳1-2-9-114(辰巳団地内)
 TEL:03-3521-5351
 地図はこちら>