「えっ、6月って服が一番危ない月だったの?」

こんにちは。
地域に根ざしたクリーニング店、いすずクリーニングです。1970年の創業以来、東京都江戸川区・葛飾区・江東区・墨田区を中心に、日々の暮らしに寄り添うクリーニングを続けてきました。ワイシャツやスーツ、コート、礼服、布団まで幅広くお預かりし、熟練の職人が一着一着の状態を見極めながら、手仕上げとシミ抜きを行っています。このブログでは、お洋服を長く大切に着るためのヒントを、プロの視点からお伝えしていきます。

~衣替え、梅雨、父の日…。実は全部つながっていました~

6月。

あなたはこの季節にどんなイメージを持っていますか?

「梅雨でジメジメする」
「祝日がなくて長い」
「衣替えの季節」

そんな答えが返ってくるかもしれません。

でも、クリーニングの仕事をしていると、6月は少し違って見えます。

なぜなら、この季節は一年の中でも特に“衣類トラブルの種”がまかれる時期だからです。

しかも面白いことに、6月にある行事や風習をよく見ていくと、その多くが「衣類」や「暮らしを整えること」と深く関係していることに気づきます。

衣替え。
梅雨入り。
ときの記念日。
父の日。
ジューンブライド。
夏至。

一見するとバラバラの行事ですが、実はそこには昔の人たちの知恵が詰まっているのです。

今日は少し視点を変えて、6月という季節を見てみましょう。

きっと、いつもの6月が少し違って見えてくるはずです。

6月1日。

多くの学校や企業で夏服へ切り替わります。

私たちはこれを当たり前のように「衣替え」と呼んでいます。

ところが、この衣替え。

もともとは単なる服装変更の日ではありませんでした。

その歴史は平安時代までさかのぼると言われています。

当時の貴族たちは季節ごとに衣服を替えました。

理由は簡単です。

日本の気候が厳しかったから。

暑い。
湿気が多い。
虫が出る。

つまり衣替えとは、

「快適に過ごすため」

だけでなく、

「大切な衣類を守るため」

でもあったのです。

今のようにクローゼットも除湿剤もありません。

だからこそ人々は季節の変化に敏感でした。

冬物をしまう。
夏物を出す。

その前に風を通し、汚れを落とし、状態を確認する。

昔の人にとって衣替えは、

収納イベントではなく、

メンテナンスイベントだったのです。

6月最大の主役はやはり梅雨でしょう。

ところで「梅雨」という字。

なぜ梅の雨と書くのでしょうか。

これは梅の実が熟す頃に降る雨だからと言われています。

昔の人は季節を本当によく観察していました。

しかし、風情のある名前とは裏腹に、梅雨は昔から悩みの種でした。

なにしろ湿気との戦いです。

今でこそ除湿機がありますが、昔はありません。

そこで生まれたのが「虫干し」。

聞いたことがありますか?

着物や本を風にさらして湿気を抜く習慣です。

実はこの虫干し、日本人の知恵の結晶なんです。

なぜなら湿気は目に見えません。

でも確実にモノを傷めます。

衣類も同じです。

カビ。
黄ばみ。
ニオイ。
虫食い。

これらは突然現れるわけではありません。

湿気が少しずつ蓄積して起こります。

つまり梅雨とは、

「見えない敵との戦い」

なのです。

6月10日は「ときの記念日」。

日本で初めて時計による時報が行われたことを記念する日です。

でも実は、この記念日。

衣類にも関係があると私は思っています。

なぜか。

服も時間の影響を受けるからです。

例えば汗。

着ている時には見えません。

でも半年後には黄ばみになる。

皮脂も同じです。

シミも同じです。

つまり、

「時間が問題を大きくする」

のです。

これって人生と少し似ていますよね。

小さな問題を放置すると大きくなる。

衣類も同じなんです。

だから昔の人は季節ごとに見直しをしていました。

衣替えもそのひとつ。

定期点検だったのです。

6月といえばジューンブライド。

「6月の花嫁は幸せになれる」

有名な言葉です。

由来はローマ神話の女神ユノー。

結婚や家庭を守る神様です。

ところが不思議なことがあります。

ヨーロッパならわかる。

でも日本は梅雨です。

結婚式にはあまり向いていない気もします。

それでもジューンブライドは定着しました。

なぜでしょう。

私は日本人の感性が関係していると思います。

日本人は昔から、

雨に意味を見つける民族です。

雨降って地固まる。

恵みの雨。

紫陽花を美しく咲かせる雨。

だからジューンブライドも受け入れられたのでしょう。

そして結婚式で着る服は特別です。

人生の思い出そのものです。

だからこそ、次に着る時まで大切に残しておきたいものですね。

父の日。

プレゼントの定番といえばネクタイです。

最近は減ったかもしれませんが、長年人気でした。

なぜネクタイなのでしょう。

それは「働くお父さんの象徴」だったからです。

考えてみると不思議です。

私たちは服を見るだけで、その人の頑張りを想像できます。

スーツ。
作業着。
制服。

そこには毎日の努力が刻まれています。

服は単なる布ではありません。

その人の人生の一部です。

だから父の日は、

お父さんだけでなく、

お父さんを支えている服にも感謝する日なのかもしれません。

6月下旬には夏至があります。

一年で最も昼が長い日です。

北欧では盛大なお祭りが開かれるほど重要な日。

でも日本では意外と話題になりません。

なぜでしょう。

梅雨だからです。

空を見ても太陽が見えない日が多い。

それでも自然界は確実に変化しています。

紫外線は強くなり、
気温は上がり、
汗も増えます。

つまり夏の入口です。

昔の日本人はこれを肌で感じていました。

だから麻や木綿を好み、
風通しを大切にし、
季節に合わせて暮らしていました。

今よりずっと自然と仲良く暮らしていたのです。

衣替え。

梅雨入り。

ときの記念日。

ジューンブライド。

父の日。

夏至。

こうして並べてみると気づきませんか?

全部、

「節目」

なんです。

季節の節目。

暮らしの節目。

気持ちの節目。

昔の人はその節目ごとに立ち止まりました。

服を整える。

家を整える。

心を整える。

だから6月は、ただ雨が多い月ではありません。

一年の後半へ向かうための準備期間なのです。

もし最近、

クローゼットがいっぱいだったり、

去年の服をまだ確認していなかったり、

忙しくて季節を感じる余裕がなかったりするなら、

少しだけ立ち止まってみてください。

6月の行事は、私たちにこう語りかけているのかもしれません。

「次の季節へ進む準備はできていますか?」

と。

そんな視点で6月を過ごしてみると、いつもの梅雨も少し違って見えてくるかもしれません。

いすずクリーニングは、1970年創業の地域密着型クリーニング店として、東京都江戸川区・葛飾区・江東区・墨田区を中心に信頼を積み重ねてきました。ワイシャツやスーツ、コート、礼服、布団まで幅広く対応し、熟練職人による手仕上げとシミ抜き技術で、素材に合わせた丁寧なケアを行っています。平井本店・平井5丁目店、新小岩店、立花店、新大橋店、深川店、辰巳店と複数店舗を展開し、一部店舗では24時間無人受付ロボ「くり助くん」を設置。集配・宅配クリーニングや最長6ヶ月の保管サービスにも対応し、江戸川区・葛飾区・江東区周辺で、安心して任せられるクリーニング店として暮らしに寄り添い続けています。

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