こだわりの洗剤

一般的に洗浄時の温度が高ければ高いほど、汚れ落ちは良くなります。しかし温度を高く設定して洗うと、色泣きやエリカフスの部分の縮みといった問題も出てきてしまいます。
通常安売り店では安い洗剤で高い洗浄力を得るために、洗浄温度を50~60℃に設定して洗うことがあります。そうすると先に書いたような色泣きや縮みといった問題が起こってしまうことがあります。

当店では、洗浄温度を40℃に設定して洗います。使用する洗剤には40℃の低温でも活性化する酵素が入っているので汚れ落ちはバッチリの上に、色泣き・縮みの心配も少なくなります(しかし洗剤のお値段は高価!)。

こだわりのワイシャツのり

安売り店で使用するワイシャツのりは、酢酸ビニルというものを使用しています。これは木工用ボンド(昔学校の図工などで使用したことがあるかもしれません)と同じ成分です。特性としては安価で使いやすいのですが、あまりハリが出ないのと、接着剤なので次に洗っても薄い膜として生地に残ってしまい、使えば使うほど生地がくすんでくるということです。

当店で使用しているワイシャツのりは、小麦でんぷんのりというのりを使用しています。食用もできるほど安心なものです。パリッとした適度なハリを出すことができ、次回の洗浄でサッと落ちるので繰り返して使用しても生地がくすみません。
しかし難点としては、水に溶いたものを一度煮なければならないのでとても手間が掛かることと、値段がとても高いことです。

仕上げ

綿の生地の特性上、水に濡れるとやはり多少は縮みが見られます。特に衿やカフスの部分はより縮みます。それをもとのサイズに出来るだけ戻すように伸ばしながらプレスする機械(ストレッチプレス機)を使用しています。

ストレッチプレス機

濡れたままの縮んだカフスをセットして…

続いて衿もセットして…

スイッチオン!

このように、ストレッチされてエリとカフスが仕上がりました。

次は体と袖の部分の仕上げです。
立体的なプレス機に衿・カフスが仕上がったワイシャツを着せていきます。

ワイシャツ仕上げ機

シワの無いようにきれいにセットして…

スイッチオン!

パリッときれいに仕上がりました。

たたみ

その後、熟練のおばちゃんがきれいにたたんでいきます。

リーズナブルに普段のワイシャツをクリーニングしたいなら機械仕上げがおすすめです

新小岩にあるこだわりの手仕事で人気の当店では、毎日着るワイシャツについては全てを職人の手技で行う匠仕上げと、一部に機械を用いて熟練のスタッフが丁寧にたたむ機械仕上げがございます。ワイシャツの生地や利用目的、ご予算によってお選びください。
自分で洗濯をした後にアイロンかけをするのは面倒、ピシッと伸びないとお悩みの方は、新小岩の当店の機械仕上げをご利用ください。毎日職場に着て行くワイシャツに気持ち良く袖を通して頂けます。